2024年3月9日 秋田県眼科セミナー2024年が開催されました

2024年3月9日土曜日 秋田にぎわい交流館あう 3F「多目的ホール」にて秋田眼科セミナー2024が開催されました(印象記)

一般公演

「秋田大学における緑内障手術 ー病診連携ー」   秋田大学眼科学講座 准教授  向後 二郎 先生

 秋田大学病院において網膜硝子体手術をはじめ、年々手術件数は増加傾向とのことで、その中でも緑内障手術として昨秋よりプリザーフロ®マイクロシャントが導入され、積極的に実施しているそうです。今回、プリザーフロ®マイクロシャントや他の緑内障術後のフォローの考え方について、詳しく説明していただきました。本講演を通してこの新しい導入が、患者さんにとっての選択肢の一つとして有用であることを感じされられました。

特別講演

「糖尿病黄斑浮腫治療 最近のトピックス」   山形大学医学部眼科学 教授  杦本 昌彦 先生

 糖尿病黄斑浮腫(DME)は網膜バリア障害を主体とした病態であり、これによる視機能低下の克服が課題です。その治療は多岐にわたり、ステロイドそして2010年代にgame changerとして登場した抗血管内皮増殖因子阻害薬 (VEGF)があり、特に抗VEGF薬はこれまでの治療を一変させました。Bevacizumabに始まりranibizumab afliberceptの市販によりDMEは治癒可能となったように見られましたが、反応不良症例もあり、新規治療が望まれている状況です。 そして欧米では徐放性ステロイド製剤やport delivery systemによる抗VEGF薬投与が承認されている中、さらに新規機序の 抗VEGF薬や初のバイオシミラー製剤が承認され、新たなgame changerの登場では、と期待されています。ですが各々特徴があり、治療の選択に迷う場面も多々あるようだということでした。本講演ではDMEの病態、そして既存治療と新規治療のこれからについて詳しくお話ししていただいて大変勉強になりました。

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