
鎌田竜馬
秋田大学の鎌田と言います。私は現在医師7年目、眼科医5年目になります。
私は研修医2年目の夏に現在当科医局長の阿部早苗先生に眼科研修を打診され、そのときは将来の進路として眼科は全く考えておりませんでしたが、見学気分で1か月だけ研修してみることにしました。しかし、その1か月後には眼科医となることを決意するような心持ちに急変しておりました。一番の決め手は、レンズから見える網膜の美しさに強い感銘を受けたことでありました。しかも始めは診察の際にレンズがうまく使えず、そのことが余計に私の心に火をつけたように思います。また、マイクロサージェリーに強く惹かれました。眼底同様に顕微鏡から見える眼球は美しく、また再現性のある手術に近づけるように精進する職人の仕事のような部分に現在はとてもやりがいを感じております。眼科は手術件数も多く、バリバリと手術をしたいという方にとてもお奨めできます。
最近では網膜硝子体疾患の臨床研究にも力を入れ始めております。仮説を設定し、集まった臨床データからその検証を行っていく研究の面白さを少しずつ理解し始めたところです。
実体験から眼科は実際に診察や手技などをやってみることで、より面白さがわかる診療科であると私は思っています。一方で、研究に邁進したいという方も大歓迎であります。
興味のある学生さんや研修医の先生方の見学を心よりお待ちしております!
(2021年11月)