講座の1週間
当講座の日々の診療体制は曜日ごとに決まっており、月曜日、水曜日および金曜日は外来診療を火曜日と木曜日は手術を行っています。外来診療では診察ブースは全部で8つあります。県内外から多くの患者さんをご紹介いただいており、1日平均100〜130人程(月・水・金)の患者さんが来院されます。
午前 | 午後 | |||
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月曜日 | 8:45~回診 | 外来 | 外来 | |
火曜日 | 8:00~症例検討会 | 手術 | 手術 | ウエットラボ |
水曜日 | 外来 | 外来 | ||
木曜日 | 8:00~症例検討会 | 手術 | 手術 | 18:00~医局会・抄読会 |
金曜日 | 外来 | 外来 |
午前 | 午後 | |
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月曜日 | 8:45~回診 外来 |
外来 |
火曜日 | 8:00~症例検討会 手術 |
手術 ウエットラボ |
水曜日 | 外来 | 外来 |
木曜日 | 8:00~症例検討会 手術 |
手術 18:00~医局会・抄読会 |
金曜日 | 外来 | 外来 |
月曜日
朝は病棟にて教授回診があります。入院中の患者さん全員を診察し、今後の治療方針を検討します。病棟の診療体制についてはチーム制を採用しており、各ドクターが多くの症例を経験できるようになっています。
火曜日
朝8時から術前検討会を行い、8時45分から手術を行っています。最新機器を導入し、極小切開での低侵襲かつ短時間の手術を行っています。手術内容も多岐にわたり、難症例も積極的に治療しています。
水曜日
朝は前日の手術患者さんの術後診察を含めた病棟回診をします。回診後、外来診療をスタートします。外来では教授を中心に、網膜硝子体疾患をはじめ幅広い診療を行っております。当外来患者の治療方針などを医局員全員で相談しています。
木曜日
火曜日と同じく、午前午後ともに手術を行っています。手術室は2室を並列で使用しています。夕方6時からは医局会および抄読会を行っています。
金曜日
朝は前日の手術患者さんの術後診察を含めた病棟回診をします。回診後、外来診療をスタートします。緊急疾患の紹介があった場合は、外来終了後に手術治療を行うことがあります。
土曜日および日曜日
午前はそれぞれのチーム内の持ち回り制で入院患者さんの診察をします。その後は趣味を楽しむ人、家族サービスに勤しむ人など思い思いに過ごします。
教育の目玉
当講座では下記のような特徴的な教育を取り入れています。
Eyesi Indirect Ophthalmoscope Simulator
Eyesi® (通称アイシー)は双眼倒像鏡のシミュレーターです。
2012年3月15日にオープンしたシミュレーション教育センターの眼科分野において、日本で初めて導入されました。
専用の双眼倒像鏡を装着すると、黒い顔のマスクに様々な人種の顔面が登場します。専用のレンズで眼底観察のトレーニングを行います。アイシーは瞬きもしますし、眼球を動かすことも可能です。また、眼底疾患のバリエーションも豊富で、ゲーム感覚で眼底検査の技術を取得することができます。
豚眼実習
秋田大学眼科では毎週医局でウェットラボを実施しています。眼科をローテート中の医学生のみなさん、初期臨床研修医のみなさん全員に豚眼で白内障手術を経験してもらっています。短い臨床実習・臨床研究の中で、ウェットラボという心に残る体験をしていただいており、これをきっかけに眼科に興味を持っていただくことも多いです。また若手医局員もウェットラボを通して顕微鏡操作、白内障手術、硝子体注射、結膜縫合、硝子体手術などの手技を身につけ臨床、手術に活かしています。