医局長 向後二郎
『秋田大学眼科学教室へようこそ』 准教授 向後二郎

秋田大学眼科ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

2023年5月に秋田大学眼科へ赴任した向後二郎と申します。

眼科は主に眼球という小さな臓器を対象とする診療科ですが、その対象疾患は網膜疾患、緑内障、白内障、神経疾患、外傷、感染症など様々です。内科と言ってもさまざまな専門分野があるように、眼科もそれぞれのサブスペシャリティに分かれた幅広分野です。また患者さんの対象年齢も未熟児から100歳を超えるご高齢の方までと幅広いのが特徴です。

有名な話ですが、今なお欧米では眼科は全診療科の中で人気トップクラスです。理由としては研究レベルの高さ(iPS治療からもわかると思います)、訴訟が少ない、ライフワークバランスが取りやすい、幅広い分野に分かれておりそれぞれのサブスペシャリティの進化のスピードが早いことが挙げられます。(以前アメリカにいる時に自身が眼科医で博士号を持っていると言ったら『Oh! Crazy』と言われました)。個人的には手術も1人、診療や検査も1人で完結でき、プライベートクリニックでもレベルの高い診療が継続できることが大きな魅力と思っています。また眼科は内科的な側面と外科的な側面があり、幅広い診療形態・勤務形態が実現できる数少ない診療科と思っています。

わが秋田県の人口は90万人、秋田市30万人、65歳以上の高齢者割合は38%、2045年には50%を超えるとされている全国で最も高齢者が多い県です。眼科では加齢に伴って発症率が多くなる疾患を多く抱えています。つまり今後はどんどん眼科疾患が増加していき、我々眼科医が治療する機会が多くなります。近年アイフレイルという言葉が出てくるほど今後の眼科医療の大切さが伺われると思います。

一緒に、秋田の眼科医療を盛り上げていきませんか?どこよりも症例を積み、実践力のある力強い眼科医になれることをお約束します。医学生、初期研修医のみなさん、そしてリクルートを考えている中堅からベテランの先生、いつでもお気軽にご連絡ください。病院見学や医局説明なども随時行いますのでご相談いただけたらと思います。

 

秋田大学大学院医学系研究科医学専攻 病態制御医学系 眼科学講座 教授 岩瀬 剛
『当教室は若い力を求めています』 教授 岩瀬 剛

近年、<視覚>の大切さは高まっています。スマホやパソコンでのWEB視聴、インスタ映え、バーチャルリアリティーなど視覚を通してのツールは目まぐるしい進歩をとげており、よりよい生活を送るために<視覚>はなくてはならないものとなっています。その一方で強度の近視の増加にともなう病的近視と呼ばれる疾患や高齢化に伴って増えるづける緑内障疾患など視力障害で困っている方たちもたくさんいます。

そのような中で眼科医は<眼を治す>という大事な仕事をしています。眼は小さな臓器ですが、みなさんが眼科医になればその緻密さや美しさに驚くこともたくさんあると思います。眼科は診断と治療、そして治療は薬物治療と手術治療のどちらもできる科です。近年は眼科学での画像診断装置が目覚ましい進歩をとげ、今まで不明だった疾患の病態が細部にまでわかるようになってきました。昔は診断できなかったこともこれらの装置や研究の成果などで診断できるようになり、また昔は治せなかった疾患も抗VEGF抗体の硝子体注射など新しい治療薬で治すことができるようになりました。

眼科学はとても興味深い分野であり、きっとみなさんも眼科医になればその魅力のとりこになると思います。秋田大学眼科学教室で一緒に働き、学びませんか。

現教室はとても良い雰囲気でお互いを分かり合える仲間たちがたくさんいます。決して大きな医局ではないので上下関係も厳しくなく、みなさんも入局されたらきっと先輩医局員と仲良く、充実した生活が送れると考えます。是非、秋田大学眼科学教室へ!

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